小学生のうちに身につけたい「接地」~速く走るための土台づくり~
- ESL

- 21 時間前
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こんにちは!陸上スクールESLの藤野です!
「もっと足が速くなりたい!」
そう思ったとき、多くの人は脚力を鍛えたり、たくさん走ったりすることをイメージするかもしれません。
もちろん、それも大切です。しかし、速く走る選手ほど共通しているのは、地面との接し方(接地)が上手いということです。
どれだけ筋力があっても、地面に力をうまく伝えられなければスピードは上がりません。
だからこそ、小学生のうちから「正しい接地」を身につけておくことが、将来もっと速く走るための大きな土台になります。
接地とは?
接地とは、足が地面に触れることです。
スプリントでは、この地面に足がつくわずかな時間で地面からの反発(地面反力)を受け取り、次の一歩へつなげています。
速い選手ほど、
* 身体の真下で接地している
* 接地時間が短い
* 足首や膝が潰れない
という特徴があります。
逆に、接地したときに足首や膝が大きく曲がってしまうと、身体が沈み込み、ブレーキがかかりやすくなります。
小学生のうちに取り組むべき理由
小学生年代は、筋肉を大きくする時期というよりも、身体を思い通りに動かす神経系が大きく発達する時期です。
この時期に正しい接地の感覚を身につけることで、
* 力を効率よく地面へ伝えられる
* ケガをしにくいフォームが身につく
* 中学生・高校生で筋力がついたときに、その力をスピードへ変えられる
といったメリットがあります。
「速く走る練習」をたくさんすることも大切ですが、「速く走れる身体の使い方」を覚えることは、それ以上に価値があります。
基本練習① 壁押しホッピング(両足)
まずは両足で接地感覚を身につけましょう。
練習方法
1. 壁の前に立ち、両手を肩幅程度に開いて壁につきます。
2. 手で軽く体重を支えながら、足首から身体全体を少し前へ倒します。このとき、腰だけが曲がったり、上半身だけが倒れたりせず、頭から足首まで一直線の姿勢を作ります。
3. かかとを浮かせ、母指球付近に体重が乗っていることを確認します。
4. その姿勢のまま、小さく連続してジャンプを繰り返します。
5. 接地した瞬間も、かかとが積極的に地面につかないように意識しましょう。
この練習で身につくこと
このドリルでは、
* 足関節のスティフネス(剛性)
* 接地時間を短くする感覚
* 母指球で地面を捉える感覚
* 地面からの反発を利用する感覚
を養うことができます。
レベルアップのポイント
最初は、高く跳ぶことよりも接地時間を短くし、リズムよく弾むことを意識しましょう。
フォームが安定し、足首や膝が潰れずに連続して跳べるようになってきたら、少しずつジャンプの高さを上げていきます。
高く跳ぶためには、短い接地時間の中でより大きな力を地面へ伝える必要があります。そのため、足首のスティフネスや地面を押し返す力がさらに鍛えられ、スプリント時の力強い接地につながります。
ただし、高く跳ぼうとして接地時間が長くなったり、姿勢が崩れたりしてしまっては効果が半減します。
「短く接地して、反発を使って高く弾む」ことを意識しながら、少しずつレベルアップしていきましょう。
ステップアップ② 片足ホッピング
両足でのホッピングに慣れてきたら、次は片足で行います。
スクールでも行っているバランス姿勢を作り、その姿勢を維持したまま、その場で連続してジャンプします。
片足になることで、走っているときに近い状態となり、より実践的な接地能力を鍛えることができます。
この練習で身につくこと
片足ホッピングでは、
* 足関節のスティフネス(剛性)の向上
* 股関節・膝関節の安定性の向上
* 接地時に身体を支える能力の向上
* バランス能力の向上
が期待できます。
意識するポイント
片足では足への負荷が大きくなるため、最初は10〜15回程度から始めましょう。
特に意識したいのは、
* 接地した瞬間に膝が潰れないこと
* 足首が負けないこと
* 母指球で接地すること
* 接地時間を短くすること
* かかとが積極的に地面につかないこと
です。
回数を増やすことよりも、一回一回を丁寧に行うことが重要です。

将来もっと速くなるために
小学生のうちは、「今すぐ速くなる」ことだけを目標にする必要はありません。
この年代で身につけた接地技術は、中学生・高校生になって身体が大きくなり、筋力がついてきたときに、大きな武器になります。
家づくりで例えるなら、接地は土台です。
土台がしっかりしていれば、その上に積み重なる筋力やスピードも最大限に発揮できます。
反対に、土台が不安定なままでは、どれだけ筋力をつけても効率よく走ることはできません。
小学生の今だからこそ、正しい接地を身につけることが、将来の「もっと速く走れる自分」につながります。
まとめ
足が速い選手は、ただ脚力があるだけではありません。
「短く・強く・正しく接地する技術」を身につけているからこそ、地面からの力を推進力へ変えることができます。
ぜひ今回紹介した壁押しホッピング(両足)と片足ホッピングを日々の練習に取り入れ、将来のスピードアップにつながる接地能力を育てていきましょう。
小学生のうちに身につけた良い接地は、一生の財産になります。
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